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2025-04-18

“デジタル万博”の現実――万博入場2時間待ちの衝撃

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 2025年大阪・関西万博は「並ばない・デジタル万博」として期待されていたが、4月13日の開幕初日から大混乱に見舞われた。QRコード入場のはずが、電波の不安定さや荷物検査の混雑により、東ゲートでは2時間以上の長蛇の列が発生。約14万人が冷たい雨と風の中、右往左往する事態となった。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、1970年の大阪万博では自動改札や券売機に未来を感じたが、今回の混乱に「日本のITは進歩していないのか」と失望を語った。開幕初日で露呈した課題に対し、今後の改善が問われている。

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時々、万博が始まったのだから応援しようとか、万博批判にはうんざりという人がいます。一つ言えることは、多くの国民は万博について反対だったはずです。さらに能登復興が全く進んでいないのに、延期もせずに強引に万博を進めた結果として、5カ国のパビリオンがまだ建設できておらず、さらにネットがつながらずにQRコードの読み込みができないという杜撰(ずさん)な管理が露呈しています。14万人が来場予定だったのだから、普通に考えてプラットフォームのメモリをその分拡大させておけばよかっただけのはずです。それにも関わらず入場に2時間、退場に1時間かかるなどの問題が生じているのですから、普通の人の感覚であれば言わんこっちゃないという感じだと思います。これが会社であったら、散々他の大勢の写真の反対を押し除けて強行したプロジェクトが大コケした状態です。今の状態ではほぼ赤字確定なのですから、普通であれば、責任者は辞任するレベルのはずです。それにも関わらず、始まった以上は応援しようでは、今後も維新の会は同じように無理難題を国民に押し付けても、最終的には自分たちは応援してもらえると考えるのではないでしょうか。